Q&A

 
A1:誰もがどのようにすればよくなるのかを望み、どのように改善して、自らが最善を尽くして、ベストな状態になれるのかを知りたいと思うときがあるのではないでしょうか。そういうときにコーチングが役立ちます。
コーチングは、何をすべきかを指示しません。コーチングは、クライアントが何をしたいのかを明確にし、彼らの人生でそれをコントロールすることを支援していきます。クライアント自身の目標、夢、価値観や意図に照らして、彼らの生活の中で、今何をしているかを評価しながら支援していきます。クライアントに新しい選択肢を与え、変化に導くように支援していきます。コーチングは、クライアントが考えているメンタルブロックの可能性を越えて支援することができます。
コーチングは、コーチとクライアントとの間のパートナーシップによって成果が発揮されます。ゴールを明確にし、挑戦と動機付けを促し、彼らの最も深い価値から来るエネルギーを維持しながら、その目標達成のための支援をしていきます。
コーチは、クライアントが自分の価値観に沿ってベストを尽くし、ゴールに到達できるように、特別に働きかけることができるように訓練されています。
 

 
A2:カウンセリングやセラピーは、クライアントの問題を解決するために行われます。彼らは生活に不満を感じ、心理的または身体的な症状の改善を求めているので、治療やカウンセリングを利用します。
彼らは、望ましい目標に向かって行くことよりも、痛みや不快感から逃れることを望んでいます。セラピーやカウンセリングの多くは、現在をより良いものにするために、過去を理解しようとして、何が間違っていたのかを追求しようとします。コーチングの場合は、現在と未来に焦点を当てています。コーチは、生活に何の不自由もないクライアントに働きかけることもありますが、さらによりよい生活になるための手助けをします。
 

 
A3:トレーニングと教育は、学習者にスキルと知識を教えようとします。トレーナーや教師は専門家です。
コーチングでは、コーチは専門家である必要はなく、質問する以外、答えを与えることはしません。コーチングは現在を探査し、クライアントの未来をデザインします。そして、クライアントはそのプロセスにおいて学習していきますが、コーチが直接的に教えるということはしません。
 

 
A4:メンターは自分の経験から後輩を導くビジネスの上級者です。コーチは、クライアントが関わるビジネスの上級者である必要はありません。クライアントは、ビジネスのことをよく知っている必要がありますが、コーチはその必要はありません。
コンサルタントは、ビジネスのシステム全体に関わります。コンサルタントの提案事項は、間接的に個人に影響を与えます。コーチングは、直接的に個人に影響を与えます。コーチングは非常に多くのケースで、ビジネス上でのコンサルタント的な提案のひとつになります。
 

 
A5:コーチングは、人々、そして組織がより効果的なものに変わり、費用効果的にも優れた方法の一つであるため、ビジネスでも人気を得ています。それはビジネスのコミットメントを実証し、コストのかかる採用や再トレーニングを回避することができるからです。
また、人々は、現在、より多くのことができるようになり、自分の夢や目標、精神面、感情面、金銭面、スピリチュアル面において、より充実できることを期待しているため、コーチングは一般的にも人気が高まっています。コーチはその期待に沿うサポートをします。コーチは、あなたの進歩と幸福を信じさせてくれるといえます。
 

 
A6:コーチングは、最初にスポーツの分野で使われ、選手のトレーニングや改善を支援していました。多くのトップアスリートにはパーソナルコーチが付いています。そこから、その考え方が、あらゆる人生の歩みに広がりました。その重要なきっかけとなったのが、ティモシーガルウェイの『テニスのインナーゲーム』という本の出版です。この本は、より広い形でスポーツコーチからアイデアが使用されています。
 

 
A7:いいえ。コーチングは心理学とは異なります。心理学は幅広い心の研究です。コーチになるためには、コーチとしてのトレーニングが必要で、他の職種のトレーニングが必要な訳ではありません。
 

 
A8:いくつかの原則があります。
・全人類は自らを充実させる夢を持ち、最高になる機会が与えられている。
・人々は人生の経験を創造する。そして、コーチは、クライアントが望む人生の創造を支援することができる。
・知性的理解では十分ではない。変化は行動を起こすという意味である。
・ 失敗などというものはない。もしも、あなたが望んでいるモノが手に入らないのであれば、他のやり方を見つければよい。
・誰もが、既に必要とする、あるいは創造することができる全てのリソースを持っている。無力な人は誰もいない。クライアントが答えを持って、コーチは質問を持っている。
・コーチは、クライアントの生活の中で選択肢の幅を増やすように機能する。
・コーチングは対等で、相乗効果的なパートナーシップである。
 

 
A9:次のような種類があります。
 
<エグゼクティブコーチング>
戦略的な意思決定とリーダーシップを向上させるトップレベルの管理者のためのコーチングです。
 
<ビジネスコーチング>
ビジネスコーチは、専門的な問題に関して仕事をしている人々にコーチをします。彼らはしばしば、会社内部の管理職と連携し、チームにもコーチすることができます。
 
<チームコーチング>
多くのチームコーチは、ビジネスのチームに特化しています。チームコーチは、チームがスムーズに、かつ効率的に動作するように支援し、彼らのベストが尽くせるようにチームを助けます。
 
<ライフコーチング>
ライフコーチは、クライアントの人生の様々な局面(個人と職業、健康と人間関係)において関与します。多くの場合、仕事が人生の上で重要な部分になるので、ライフコーチは仕事上での支援をしますが、その焦点は仕事がすべてではありません。ライフコーチは、唯一クライアントの生活のあらゆる側面に対処するために訓練されたプロです。
 
<キャリアコーチング>
キャリアコーチは、仕事を探す、転職する、長期休暇後に職場に復帰を希望する人達をコーチングすることを専門とします。
 
<スポーツコーチング>
現在、真剣に取り組んでいる選手の多くがコーチに付いており、そのコーチは通常、過去に成功体験があるシニアプレーヤーです。彼らはゲームのことを理解し、プレイヤーを動機づけ、彼らが選択したスポーツのスキルをアップしていきます。 
 

 
A10:個人では、彼らが望む人生が明確になります。人生でブロックされた障害物を取り除くことができるため、その後は、情熱を持って前に進むことができます。
彼らはあらゆる面で、より満足して幸せな人生を持つことになります。職業的に、彼らは彼らの仕事でより効果的に熟練を増して、良い結果が得られます。
組織では、コーチングはより高いビジネスパフォーマンスのための長期的な投資になります。それは、主要な個人からより高いパフォーマンスを得るための最もコスト効果的な方法です。コーチングはその人々を発展させ、高い士気と組織文化の支援に貢献をもたらす会社のコミットメントの証です。
コーチングは、主要な従業員を保持し、以下の事を避けることができます。
・再訓練のコスト
・競合他社の企業知識の喪失
・担当者が去った際の生産性の低下
 

 
A11:どれくらいの頻度でセッションをするのかをコーチと一緒に決め、形式(電話や対面など)やコーチングの期間(たとえば、3または6ヶ月)を設定します。コーチによって、さまざまな設定を提案します。
 

 
A12:誰でもコーチを雇うことができます。組織は、役員をコーチし、マネージャーを助けてチームワークを向上させるためにコーチを雇います。個人は、自分の人生や人間関係、そして、一般的な幸福を改善させるためにコーチを雇います。
 

 
A13:これは国によってかなり異なり、それはまた、コーチの専門性によって決まります。依頼したいコーチに、費用について尋ねてください。
 

 
A14:インターナショナルコーチングコミュニティのデータベースで、お住まいの地域のコーチを検索することができます。
 

 
A15:コーチはあなたが現在を探索し、必要な未来をデザインするのをサポートします。それによってあなたは目的を達成し、自分の価値観を生きることができるようになります。コーチはあなたを導きます。
 

 
A16:いいえ。コーチは、クライアントが主体性をもって、彼らが望むものを達成させたいと考えています。コーチングでは、最初からクライアントがコーチングの結果に対して責任を持つということは明らかです。コーチングは、クライアントを自立させ、依存しないように働きかけます。
 

 
A17:いいえ。コーチングに危険が伴うことはあり得ません。コーチは、セラピーを行っていませんし、もしも、セラピーが必要であれば、資格を持った別の専門家へクライアントを紹介します。
 

 
A18:いくつかのNLPのスキルは、コーチの効果を上げることができますが、コーチングのトレーニングは、NLPのトレーニングとは大きく異なります。
 

 
A19:コーチングは、新しい専門職です。ICCとランベント・ブラジルは、インターナショナルコーチングコミュニティのための規範と倫理ガイドラインを確立しています。
このウェブサイト上で私たちの規範と倫理のページを参照してください。